心不全では使用できない避妊薬の抽出方法

海外では低用量ピルは経口避妊薬として一般的に普及しています。しかし日本ではまだ誤解や偏見も少なくなく、避妊薬として使用している人は多くありません。
ピルには、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの2種類の女性ホルモンに似た成分が含まれています。これらの女性ホルモンが体内にあるホルモン量をコントロールし、排卵を起こさないようにするため、妊娠を防ぐことができます。
アメリカで公表されたガイダンスでは、避妊に失敗した比率はわずか0.1パーセントですから、コンドームに比べても遙かに高い避妊効果を得ることが可能です。
またピルは、避妊だけでなく、月経困難症や月経不順の改善、子宮内膜症や子宮筋腫の治療薬として使用されています。これはピルに含まれる女性ホルモンが乱れたホルモンバランスを整えることで、月経量を正しい量にし生理痛を減少させることにもつながります。
毎日同じ時間に服用することで、高い避妊効果を得ることができますが、ピルをやめるだけで正常な月経周期に戻り、いつでも妊娠できる状態になりますから、ピルが不妊症や流産の原因となることはありません。
ただ薬である以上副作用が起こる可能性はあります。
一般的な副作用は、つわりに似た吐き気や不正出血などがありますが、ほとんどの場合少し飲み続けることで改善していきます。
避妊や女性特有の症状に改善効果のあるピルですが、乳ガンや子宮ガンなどの患者、原因不明の異常出血のある人、中等度以上の高血圧の人、妊娠授乳中の人はピルの服用はしてはいけません。また肥満、喫煙、糖尿病、心不全などの心臓の病気を持っている人は、慎重に服用する必要があるので注意が必要です。こういった人は事前に医師に相談することをおすすめします。
避妊薬といえば女性のために用意された薬のイメージがありますが、珍しい植物から抽出したピルなど、男性用の避妊薬も開発が進められています。